本文へスキップ

株式会社 環境工房は、騒音、振動、低周波音調査の計量証明事業所です。

TEL. 075-921-3921

〒612-8491 京都市伏見区久我石原町7-116

音・振動アーカイブ

NO.106 ディーゼル車騒音

  ●測定目的
 クリーンディーゼル車のアイドリングと空吹時の騒音状況及び、1/1オクターブ周波数分析の卓越周波数を求める。

●測定対象
 対象車両:クリーンディーゼル車

●使用機器
 普通騒音計(リオン:NL-06)  データレコーダ(リオン:DA-20) 分析ソフト(リオン:DA-20PA1)

●測定項目
 ・A特性音圧(騒音)レベル
 ・Z(平坦)特性(1/1オクターブ周波数分析)

●測定条件
 測定場所:屋外
 測定位置:@前部(エンジン側)1m(h=1.2m)
        A後部(排気管側斜め後)1m(h=1.2m)
        B車内(助手席耳朶位)
 測定状況:エンジン停止→エンジン始動→アイドリング→空吹し(約2000rpm)→エンジン停止
 
測定位置図

●測定結果
 A特性音圧(騒音)レベル              (単位:dBA)
測定位置 エンジン停止  エンジン始動  アイドリング 空吹し
(約2000rpm) 
@前部 50 70  60  69 
A後部 50 60  53  62 
B車内
(助手席耳朶位)
28 55  43  58 
 参考:ETC音声:70dBA(車内)

 卓越周波数及び音圧レベル     (卓越周波数/音圧レベル) 
測定位置 エンジン停止  エンジン始動  アイドリング 空吹し
(約2000rpm) 
@前部 63Hz/57dB 1kHz/65dB 31.5Hz/70dB 63Hz/74dB
A後部 31.5Hz/52dB 31.5Hz/80dB 31.5Hz/70dB 31.5Hz/65dB
B車内
(助手席耳朶位)
31.5Hz/50dB 31.5Hz/80dB 31.5Hz/72dB 63Hz/80dB
参考:ETC音声:1kHz、68dB(車内)

@前部 1/1オクターブ周波数分析

A後部 1/1オクターブ周波数分析

B車内(助手席) 1/1オクターブ周波数分析
●雑感
 エンジンが冷えている状態で測定したので、前部(エンジン)では、ガソリン車と違うカラカラ音が多少あるが、温まると小さくなる。車内ではガソリン車とは異質の音であるが、アイドリング時43dBAと静かであり、走行すればエンジン音は特に気にならなかった。
 音質については、アイドリング時では評価が分かれると感じた、車好きの人や運転手は好意的に取るだろうが、車に興味のない人や駐車場では異質な音として感じるかも知れない。
     
●測定風景
 
測定風景
       



バナースペース

株式会社 環境工房

〒612-8491
京都市伏見区久我石原町7-116

TEL 075-921-3921
FAX 075-203-7402