●測定目的 振動レベル計と汎用振動計での測定結果を比較する(300秒の演算結果にて) (参考) ●振動レベル計とは 公害による振動や作業環境における振動を測定するための計測器で、人が感じる振動の強さを測定することが目的であり、振動加速度レベル及び、周波数補正を加えた振動レベルの2種類が測定できます。又、周波数範囲も人が感知できる1〜80Hzを(計量法及びJIS)対象としています(内部的には100Hz位までは測定しているが、周波数補正をすることにより数値上は影響しない)。 ●汎用振動計とは 設備診断や固有・卓越振動数、固体伝播音(振動)を測定するための測定器で、人の感覚とは無関係です。加速度・速度・変位の測定ができ、周波数範囲も機種によりDC〜20kHz程度と広い範囲を対象としています(機種・ピックアップ、測定項目により異なる)。 ●使用機器 振動レベル計(リオン:VM-52) 汎用振動計(IMV:VM-1970) 分析ソフト(リオン:DA-20PA1) ●測定方法 事務所の床(タイル)に振動レベル計と汎用振動計のピックアップを設置し、Z方向・振動加速度レベルをデータレコーダに同時収録し、分析を行った。 ●測定場所 事務所1階玄関 ●測定結果 振動加速度レベル(周波数補正なし)は、やや汎用振動計の方が高値であり、振動レベル(周波数補正あり)はほぼ同等の数値であった。 汎用振動計の方が周波数範囲が広いため、高い周波数での振動が発生していれば汎用振動計の方が高くなる傾向となる。今回の測定では、振動加速度レベルは、やや汎用振動計の方が高値であることから、高い周波数(80Hz以上)が多少発生していることが分かる。 ●測定結果 @振動加速度レベル(周波数補正なし) 単位:dB
A振動レベル(周波数補正あり) 単位:dB
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